ここで少し複合フローリングのお話。
複合フローリングとは木材(ほぼ輸入材)をスライスしたものなどを接着剤で貼り合わせた床材のこと。ほとんどがウレタンなどの合成系の塗装がされています。見た目の均一性や変形のしにくさ、汚れや傷に強い、大量生産できるなどの理由で主流になっていますが、30年後、その床に味わいなんてものは感じられるはずがないのでは・・?
さぁ、話は無垢に戻りますが無垢の床材で気になる一番の短所である汚れや傷がつきやすいという点に関してはお手入れ次第。気になる人は植物油で塗装し、定期的に植物性のワックスをかけましょう。ウレタンなどの合成系塗装は汚れや傷に強い分、触感はひんやりするし調湿性も失われてしまいます。これではせっかくの無垢の良さが台無しです。植物性の浸透性塗料は自然の凹凸を損なわないため触感が良いのです。特に汚れやすいキッチンには敷物を敷くなど工夫するのもいいですね。
次に短所となるのが、変形しやすいということ。しかしこんなことはよっぽど乾燥していないものを選ばない限りは大きな問題とならないでしょう。
さて自然素材にはお手入れが欠かせないという話をしましたが、きちんとしたお手入れを勉強して、無垢材ならではの良さをいかしていきましょう。お手入れするごとに素材への愛着が湧くというもの!では…
◎お手入れをしないとどうなるのでしょうか
水滴がついたまま放っておくとしみになったり、湿気の多い所だとカビが発生します。そして本来味わいとなるはずの色褪せもきちんとお手入れされずに起こった色褪せは灰色がかった汚い色褪せになることも…。もちろん傷も味わいとなりますが、最低限のお手入れをきちんとしないと、せっかくの無垢材が台無しになってしまいます。定期的なワックスがけや、水が床に落ちたら拭くなどの日ごろのちょっとしたお手入れをすることで、無垢材はずっとずっと長持ちします。先ほど色褪せについて触れましたが無垢材の良いところは、その変色したさまも美しいことです。きちんとお手入れをすることで、艶が出て色彩も深みのある落ち着いた風合いになります。この『味』もきちんとお手入れをすることで、出てくるものなのです。ちなみに昔はワックスの代わりに米ぬか(脂分が天然のワックスに!)を絹などのやわらかい布で包み拭いてお手入れしていました。昔の人もきちんとお手入れしていたんですね。
◎日々のお手入れ
(1) 掃除機やモップでゴミやホコリをとる。
(2) 基本的には乾拭きする。汚れがひどければ固くしぼった雑巾で拭き取りましょう。
乾拭きをつづけることでにぶいつやが出て5年後、10年後にはすばらしいつやの木になります。
◎お手入れの仕方−ワックスがけ−
<初回のお手入れ>
1番最初のお手入れは特に大事です。
まずは日々のお手入れを行い床が完全に乾いたら、ワックスの使用方法に従ってワックスをかける。
厚くならないように注意する。初回は「塗りこむ」という気持ちで行うのが理想です。
市販のワックス剤でいいので2〜3回程度ワックスがけをしましょう。
※ワックス剤の使い方はきちんと読んでください。
<2回目以降のお手入れ>
2回目以降は3ヶ月から長くても半年ごとにワックスがけを行いましょう。
2回目以降は2度程度ワックスがけを行います。塗料の場合は最低でも2度塗り以上するほうが良いです。
自然塗料でも油性のものは滑りやすいので、水性塗料のほうが良いかもしれませんね。
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